実弾

去る土曜日の話ですが。

以前トークライブでご一緒させていただいたお笑いコンビ「JJポリマー」の成田優介さん(イラストレーター「リタ・ジェイ」としてもご活躍中)にお誘いいただき、「JJポリマーコントライブ 実弾生活5」を観に新宿へ行ってきました。

感想、一言でいえば「面白かった」そして「笑えた」(これじゃ二言だ)

僕は編集者と打ち合わせをするとき、よく「ええニオイしますね〜」という言葉を使います。
ここでいう「ええニオイ」とは、「面白そうな雰囲気」「漫画としてモノになりそうな雰囲気」のこと。
面白く展開できそうな漫画の設定がおぼろげながら浮かんだときに、僕はこの「ええニオイしますね〜」というセリフをよく発します。

今回の「実弾生活」には、そんな「ええニオイ」がプンプンするコント設定が全9本、ずらり。
しかし「ええニオイ」というのはあくまで「ニオイ」であって、大切なのは「味」。
せっかく「ええニオイ」がする素材も、料理人に力がなければ「ニオイだけだったね」で終わってしまうのは漫画もコントも同じこと。

しかし、成田さんをはじめとする演者の皆さんは、そのたしかな力量とチームワークで「ええニオイ」の素材を見事なお笑いフルコース料理に仕上げておられました

陰と陽を使い分ける絶妙なバランス感覚。
突っ走りながらも“ギリギリ”のラインを見極め、少し越えては戻るスリリングな展開。
それでいて全体に漂うメジャー感、王道の雰囲気。
その勝因は「的確な配役」と「要所を締める言葉の選択」、そして何より役者の皆さん個々の力量によるもの…

「うわ〜、すごいなぁ」と素直に感動し、漫画を作るうえでの勉強にもなりました。

思えばお笑いのライブを生で見るのは何年ぶりだったでしょうか。
ほんの少しとはいえお笑いのライブを作り上げる作業に関わったことがあるゆえ、その大変さを知っているがゆえに、心から感動させていただきました。

しかし3日間で5回公演…。
その体力にも脱帽です。

あと、成田さんは高島ファミリーの全員とちょっとずつ顔が似ているなぁと。そんなことも思った充実の土曜日でした。



※冒頭のイラストは、リタ・ジェイさんのウェブサイトより拝借いたしました。