昨日は渋谷にて、僕にとって珍しい漫画家だけでの飲み会。
忘年会などは編集さんも多く参加するので、漫画家だけってのは新鮮で楽しい会です。

まあ案の定、仕事の愚痴だのをあーだこーだと語り合うわけですが、興味深かったのが仕事のやり方の違い。

例えばパソコン作業で同じ作画ソフトを使っていても、やり方が人によって全然違うと。
ものすごく面倒くさい方法で作業している方いわく、「新しいやり方を覚えるくらいだったら、今の方法の方が早いかなーって」と。

この気持ち、すごくわかります。
いま面倒くさいやり方でも、新しいことを覚えることの方が面倒くさい。特に締め切りに追われる多忙な日々のなかでは、おっくうになるのは致し方ない。

そんな時に我々を救ってくれるのは、やはり漫画家同士の技術交流かなと。

百聞は一見にしかずで、例えば作画ソフトの使い方なんぞは1時間マニュアルを読むのと1時間詳しい人に聞くのとでは理解と進歩が格段に違うわけです。
僕が6〜7年前に初めてのパソコン購入とともにフォトショップを導入したときは、詳しい友人に2時間程度レクチャーしてもらったことが、ものすごく役にたちましたし。

何人かで集まり、あーだこーだと己のやり方を披露しあうことで「そんなやり方があったか!」「目からウロコとはこのことっス!」などと、いろんな発見がきっとあるはず。

とかく孤独になりがちな漫画家の作業、きっと僕を含めたたくさんの作家が間違った(正確に言えば効率の悪い)漫画の作り方をしているのでしょう。
例えばアシスタント経験者は、そこの先生のやり方を基本に漫画を覚えるだろうが、そのやり方が最も効率的で素晴らしいという保証はまったくないわけで…。

出版不況の世の中では、漫画家にもコストを抑えた効率的な描き方が求められます。
そんなとき、技術交流はすごく有意義。




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