野球大喜利「アサ芸杯」の第14シーズンの結果は以下の通りです。
〈第261回戦(2017年11月30日号)〜第280回戦(2017年4月19日号)までの期間で集計〉
☆「アサ芸杯」とは☆
ツイッター野球大喜利(@89_ogiri)の優秀投稿作品に、主催者の漫画家・カネシゲタカシが絵とコメントをつけて『週刊アサヒ芸能』に掲載させていただく雑誌連動型企画。20週を1シーズンとし、ポイント制でランキングを競います。上位3名には賞金を授与。皆さんのご参加お待ちしております!(投稿規約はこちら)
※ ※ ※
以下では第14シーズンで歴史に名を刻んだベストナインたちの健闘を、選手名鑑風にたたえたい。
【1位】ko_do_mo選手(51打点)
【2位】G88man選手(50打点)
【3位】beniimo47選手(42打点)
【6位】ponnieblue 選手(28打点)
【7位】gaddemukatuku42選手(26打点)
【8位】realbandoh 選手(25打点)
【9位】adoreman 選手(20打点)
【10位】ikasoumen2 選手(17打点)
・野球大喜利「アサ芸杯」第2シーズン結果&総評
・野球大喜利「アサ芸杯」第3シーズン結果&総評
・野球大喜利「アサ芸杯」第4シーズン結果&総評
・野球大喜利「アサ芸杯」第5シーズン結果&総評
・野球大喜利「アサ芸杯」第6シーズン結果&総評
・野球大喜利「アサ芸杯」第7シーズン結果&総評
・野球大喜利「アサ芸杯」第8シーズン結果&総評
・野球大喜利「アサ芸杯」第9シーズン結果&総評
・野球大喜利「アサ芸杯」第10シーズン結果&総評
・野球大喜利「アサ芸杯」第11シーズン結果&総評
・野球大喜利「アサ芸杯」通算記録一覧
☆「アサ芸杯」とは☆
ツイッター野球大喜利(@89_ogiri)の優秀投稿作品に、主催者の漫画家・カネシゲタカシが絵とコメントをつけて『週刊アサヒ芸能』に掲載させていただく雑誌連動型企画。20週を1シーズンとし、ポイント制でランキングを競います。上位3名には賞金を授与。皆さんのご参加お待ちしております!(投稿規約はこちら)
順位 | 選手名 | 合計 |
---|---|---|
1 | ko_do_mo | 51 |
2 | G88man | 50 |
3 | beniimo47 | 42 |
4 | taraco | 39 |
5 | marine_yamada | 34 |
6 | ponnieblue | 28 |
7 | gaddemukatuku42 | 26 |
8 | realbandoh | 25 |
9 | adoreman | 20 |
10 | ikasoumen2 | 17 |
【総評】
第14シーズンはko_do_m選手が51打点をあげて史上最多5度目の優勝を見事成し遂げた。終盤に猛烈な追い上げを見せたG88man選手はわずか1打点差で惜しくも涙をのむ結果に。夢の3連覇は潰えたが、両者のデッドヒートは後世に語り継がれる。そしてtaraco選手との熾烈な3位争いを制した沖縄の荒ぶる糖質・beniimo47選手が初のクリンナップ入りを果たす。世代交代の風は南からやってきた。迎え撃てるかベテラン勢?※ ※ ※
まずは総評の発表そのものが大幅に遅れたことをお詫びしたい。私事で恐縮ながら3月に長女が生まれたことで生活のリズムが変化し、なかなか作業をする時間が取れなかったことが原因である。
さて第14シーズンは11月頭から翌4月頭にかけての開催。ほぼすべての回がプロ野球のオフシーズンに実施されたこととなる。主催者としては、ホットな話題がすぐに上書きされてしまうシーズン中よりも、動きが静かなオフシーズンのほうが、腰を据えたお題が出せるので好きである。
今回も大谷翔平のメジャー移籍にともなうお題や、冬のオリンピックにちなんでのお題などが出された。諸君の、冬の間に不足しがちな野球成分の補給になっていれば幸いである。
なお今シーズンですこし注目したいのは、大喜利ーガーの裾野の広がりである。本稿の最後に第14シーズンの1位から30位までのランキングを掲載しているが、同率も含むことで39名もの選手の名が登場している。
ちなみに前回の第13シーズンは33名、12シーズンは32名、11シーズンは31名だった。回答制限ルールが浸透したことにより、より多くの大喜利ーガーに掲載のチャンスが広がったと見てよいのではないだろうか。
裾野の広がりは、常に新しいボケを模索すべき大喜利にとって、大変喜ばしいことである。この傾向が15シーズンも続くのかどうか注目したい。
※ ※ ※
以下では第14シーズンで歴史に名を刻んだベストナインたちの健闘を、選手名鑑風にたたえたい。
【1位】ko_do_mo選手(51打点)
名前はコドモでも、プレーは老獪。野球大喜利界の終身名誉主砲は、追いすがるG88man選手を振り切って史上最多となる5度目のVに輝いた。初戦から5試合連続打点と快調なすべり出しで他を圧倒すると277回戦「めちゃくちゃカッコ悪い開幕絶望の理由」では「始球式をするアイドルの半径100m以内に入ってはいけないと警察に言われていた」のMVPを含む7打点。首位攻防の決め手となった。フル出場した14シーズンで積み重ねた打点は623。プロ野球通算記録でいえば二岡智宏(622打点)とシピン(625打点)の間である。それがどうした。
【2位】G88man選手(50打点)
わずか1打点差で2位となった「うまいこ党」の党首。最終戦の日に飲み会が入っていたのは運命のいたずらか(ただしko_do_mo選手も飲み会だったらしく、両者打点ナシで仲良くフィニッシュ)。278回戦「『王様の耳はロバの耳!』的な言っちゃダメな事を12球団監督が開幕前に絶叫。何と叫んだ?」で「福良監督『使いこなす自信ないからイチロー帰ってこなくてよかったー!』」のMVPを含む9打点をあげ、独走もくろむ王者を慌てさせた。ちなみにこのMVPネタ、多くの大喜利ーガーが「イチロー帰ってきて!」と回答していたところを「帰ってこないで!」と、よりリアルに徹していたところが受賞理由である。
【3位】beniimo47選手(42打点)
前回4位(40打点)から2打点を上乗せした沖縄の雄がみごと初のクリーンアップ入りを果たした。その男の名はベニイモ選手だ。独特の構えから軸を崩すことなくバットを振り抜きスタンドに持っていく豪快さが魅力。274回戦「こんな青木宣親はイヤだ」では「『しばらく見ない間に大きくなったな~』と目を細めながら石川雅規の頭をなでる」などのボケで8打点。安定感増せばトップ狙える逸材。沖縄からの大喜利タイフーンが野球大喜利をかき回す。
【4位】taraco選手(39打点)
前回7位からランクアップするも、クリーンアップにはあと一歩届かなかった野球大喜利界の道祖神。今シーズンは後半にやや伸び悩むも、前半は266回戦「こんな人的補償はイヤだ」で「『野球はまだできないけど覚えます!』とクラリス風」など独自路線なボケで8打点をあげ絶好調だった。伝わる・伝わらないのギリギリを転がす絶妙なボケが魅力。そして年季を重ねるごとに、下品にも品格が漂いだした。通算500打点に乗せた15シーズンも、さらなる活躍に期待する。
【5位】marine_yamada選手(34打点)
ミスター野球大喜利(ミスターSASUKE的な意味で)は今シーズンも貫禄のベストナイン入り。通算558打点を積み上げウォーレン・クロマティに並んだ。今季は採用試合数にムラが出るも、275回戦「野球バカが経営する引越センターにありがちなこと」では「送らない強攻策が裏目に出て荷物が新居に届かない」などイラストネタ3本を揃えて9打点の固め打ち。ツボにはまったときの怖さは誰もが知るところ。来季はクリーンアップ返り咲きでは物足りない。頂点狙う。
【6位】ponnieblue 選手(28打点)
キミは米子の地平を駆ける青いポニーを見たか? 前回28位(6打点)から一挙に順位を上げ悲願のベストナイン入りを果たした山陰の大喜利マスターことポニーブルー選手。新刊「みんなのしあわせになるプロ野球」発売記念イベント内のボツネタ供養コーナーでは主力として活躍。新宿歌舞伎町の夜をポニーの奇妙な冒険色に染めた。今シーズンもさらなる活躍に期待がかかる。どらやきドラマチックにクリーンアップ入りを目指せ。
【7位】gaddemukatuku42選手(26打点)
3季連続ベストナイン入りを果たし、その実力が他リーガーの脅威となっている、“紀州のドン・野球ファン”こと、がっでむかつく選手。今季は序盤の4試合で打点なしとスタートダッシュにはつまずくも、その後コンスタントに打点を重ねてこの位置につけた。279回戦「会社をズル休みして野球観戦。翌朝、部長が『お前テレビ中継映ってたぞ』。うまく切り抜ける方法は?」では「昨日帰ったら、家のあった場所にもう日本ハムが移転してきましてね」と時事ネタを盛り込む技でMVP獲得。
【8位】realbandoh 選手(25打点)
第11シーズン以来のベストナイン入りで存在感をみせつけたのが、西のうまいこと言いマシン・ヲッサン選手だ。ちなみに「realbandoh」は本人がモノマネを得意とする板東英二氏に由来するのだろうが、「リアル坂東」は板東英二だろ。なお野球大喜利ではG88man選手率いる「うまいこ党」で唯一の党員として活躍。日々うまいこと言っているだけに、たぶん人生うまいこと行ってる(←うまいこと言ってる)。
【9位】adoreman 選手(20打点)
気がつけばいつもそこにadoreman― おばあちゃん家のブルボンのお菓子のような安定感。第1シーズンから高い成績を維持しつづける“鉄の男”は、開幕戦(261回戦)でいきなりMVPを獲得するなど、今季も野球大喜利打線の欠かせないピースとして活躍した。通算打点は312。下位打線に置いておくには惜しい。もっと上位狙える。
【10位】ikasoumen2 選手(17打点)
野球大喜利界で唯一ムニュ、独特すぎる軟体ボケで一時代を築く いかそうめん(ぴよはる)選手が10位にランクイン。多忙につき打席数こそ減少するも、ベストナイン入りはさすがの一言だピヨ。なお第14シーズンの休養が本人のツイートにより発表されている。
多忙につきアサ芸杯の新シーズンは休養とさせていただきます。
— ぴよはる/いかそうめん (@ikasoumen2) 2018年4月3日
しばらくは外野から生暖かく見守りたいと思います。
あくまでも休養であるという言葉を信じたい。大喜利ーガー諸氏は、日大病院のスイートルームでワイングラス片手に我々を生暖かく見守るぴよはる選手の姿を思い浮かべながらハツラツとプレーするように。
【シーズン記録(1位~30位まで)】
順位 | 選手名 | 合計 |
---|---|---|
1 | ko_do_mo | 51 |
2 | G88man | 50 |
3 | beniimo47 | 42 |
4 | taraco | 39 |
5 | marine_yamada | 34 |
6 | ponnieblue | 28 |
7 | gaddemukatuku42 | 26 |
8 | realbandoh | 25 |
9 | adoreman | 20 |
10 | ikasoumen2 | 17 |
11 | masasi_kari | 16 |
12 | negibatake_p | 14 |
12 | gobulove | 14 |
14 | gull_bp | 13 |
15 | fb_moba | 12 |
16 | machakickRX | 11 |
16 | toujoin | 11 |
16 | Sovpool23 | 11 |
19 | t_ikesan | 10 |
19 | uribo2_f | 10 |
21 | scarecrowyugo | 9 |
21 | aikawamaico_b | 9 |
21 | Enayaso_Ogiri | 9 |
24 | inaka_no_jiken | 8 |
24 | springer_second | 8 |
24 | ryoran_sakura | 8 |
27 | nekodesuga_16 | 7 |
27 | 55hawks | 7 |
29 | Shii_San_ | 6 |
29 | countrysign_h | 6 |
29 | sh66sk | 6 |
29 | corleone_k | 6 |
29 | Chuo_Sobu_Line | 6 |
29 | kumatanton | 6 |
29 | gosousayoshi | 6 |
29 | sandiuyonban | 6 |
29 | kimaguresnufkin | 6 |
29 | gakuzou1976 | 6 |
29 | crews_sound | 6 |
【関連リンク】
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