カネシゲタカシBLOG

漫画家・カネシゲ タカシのブログです。(旧ブログより2013年春に移転)

ブログでは主に野球大喜利に関するお知らせを掲載しております。
最新情報はカネシゲタカシの「テクノカットスタジオ」(公式サイト)またはカネシゲタカシのツイッター@kaneshige_tをご覧ください。

2020年08月


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新型コロナに加えて生命の危機もあるような猛暑が続いています。みなさん、お元気ですか。

おかげさまでシリーズ8巻目となる『野球大喜利 ザ・パッション~こんなプロ野球はイヤだ8~』が8月29日に発売になります。なお一部書店やアマゾン等のネット通販では27日ごろから発売される模様です。

野球大喜利 ザ・パッション ~こんなプロ野球はイヤだ8~

カネシゲタカシ・野球大喜利
徳間書店
2020-08-28


本書は「週刊アサヒ芸能」2019年7月25日号~2020年7月16日号に連載された「カネシゲタカシの野球大喜利ベストナイン」を再構成し加筆・修正したものです。
いつも投稿をくださる大喜利ーガーの皆さまと、応援してくださる読者の皆さまに心より感謝いたします!

ちなみに前作(第7弾)は、ラッキーセブンにちなんで「ザ・フィーバー」とつけましたが、今回は「8(ぱ)」にちなんで「パッション」に。いっそ「パリッシュ」や「パチョレック」でもよかったのですが、説明がしこたま面倒になるので「パッション」に落ち着きました。

なお本書に収録されているお題は以下のとおりです。

・西川遥輝と西川きよしの違いを教えてください
・東京ドームの大看板にホームランを当てると賞金100万円。ではベンチの原監督に当てるとどうなる?
・こんなスパイクはイヤだ
・野球バカが考えた画期的すぎる「あおり運転」対策とは?
・「あのバッテリー 絶対仲悪いよなぁ‥‥」 なぜわかった?
・鳥谷敬が阪神退団を決意した球団幹部のあり得ないひと言とは?
・本当は漫画家になりたかった野球選手の特徴
・野球とラグビーが魔合体! 「やきゅビー」ってどんなスポーツ?
・巨人優勝! 阿部引退! 喜びと悲しみが同時に去来した巨人ファンが錯乱した結果
・カープ関係者のみぞ知る佐々岡真司新監督の秘密をこっそり教えて
・「佐々木朗希くん取扱説明書」に書かれていた衝撃の一文とは?
・令和元年版「野球早口言葉」を教えてください
・まったく売れなかった「野球バカ専用メガネ」ってどんなの?
・名前がダサすぎると噂の「ペイペイドーム」をカッコよくする方法
・こんな代走は怒られる
・プレミア12っていったい何が「12」なんですか?
・野球バカ専用新幹線はここがバカ
・「ははーん。さてはウチの旦那、戦力外通告受けたな」 なぜわかった?
・野球バカの十二支「子、丑、寅(   )」
・野球バカの予備校講師はここが面倒くさい
・こんな自主トレはやらないほうがマシ
・ルパン三世 プロ野球編の名ゼリフは「次元~ ! 五ェ門~ !(   )」
・ドラ1ルーキーの目標は新人王。ドラ2は開幕一軍。では「ドラ98」の目標は?
・意外すぎる「名球会あるある」を教えてください
・タピオカ店がブーム終焉に焦って思いついた野球ファン向け起死回生のアイデアとは?
・仮面ライダー「あのショッカー戦闘員、絶対野球バカだ!」 なぜわかった?
・開幕直前! 12球団の今年のスローガン〝本音バージョン〟をこっそり教えて
・初の無観客試合で選手が戸惑ったことランキング。意外すぎる第1位は?
・野球バカのおばあちゃんがやってる駄菓子屋はここがヤバい
・「セーブ」と「西武」の違いを教えてください
・応援歌・鳴り物禁止の応援団が苦肉の策であみだしたウイルス対策万全の新応援スタイルとは?
・もしもゾウさんチームとキリンさんチームが野球で対決したら
・「このボクサー、まだ野球選手時代のクセが抜けてないな…」 どんな選手?
・こんなマウンドはイヤだ
・野球バカの気象予報士による天気予報はここがバカ
・ステイホームを続けた野球選手の夫に妻のイライラが大爆発! 何があった?
・こんなアンダースロー投手はイヤだ
・穴埋め問題「6月19日、プロ野球がいよいよ(   )」
・今季特別ルールで延長戦カット案浮上。決着がつかない場合はどうする?
・野球バカのケーキ屋はここがひどい
・阪神の新外国人にガチで必要なたった一つの心構えとは?

欄外には野球にあまり詳しくない方のために、面白くて(ちょっとは)ためになる用語解説も入れました。ちなみに今回、その一部を古都の侍さんに執筆いただきました。以前アサ芸杯の総括をZOOM配信でやったあと「私でよければ」と名乗りでてくださったことで実現しました。本当に大喜利ーガーの総力を結集して作った一冊となっております。改めて感謝いたします!

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ツイッター野球大喜利はおかげさまで2020年夏に10周年を迎えます。この10年の間には東日本大震災や熊本地震がありました。台風や豪雨による被害もありました。平成から令和へ、年号をまたぎ東京オリンピックを心待ちにしていたら、今度は忌々しき新型コロナがやってきました。

喜びや楽しみが少しずつ削ぎ落とされる日々のなかで、この一冊がもたらす笑いが野球ファンの皆さんの明日への活力になってくれることを願ってやみません。

見せましょう、野球大喜利の底力を。


なお発売を記念したオンライン配信イベントも検討しておりますが、そちらはツイッター野球大喜利(@89_ogiri)上で追ってお知らせいたします。


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今月はこちらも発売。
重ねてよろしくお願いいたします!

8月12日、日本のセイバーメトリクス研究の第一人者・鳥越規央先生との共著で新刊を出すことになりました。


どんな本かを説明するには本書の「まえがき」をそのまま引用するのが手っ取り早いので、以下に掲載させていただきます。

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知る人ぞ知る、名コンビ!?

――みなさん、こんにちは。漫画家のカネシゲタカシです。
鳥越 セイバーメトリクスを研究している、統計学者の鳥越規央です。
――今回、縁あって鳥越先生と僕が共著というかたちで本を出版することになりました。
鳥越 本書を書きつづるきっかけとなったのは「初めてのセイバーメトリクス講座」ですね。
――はい。17年7月からウェブサイト「スポーツナビ」のコラムとして短期連載され、おかげさまで好評をいただきました。
鳥越 最初4~5回程度の予定だったのが全9回になりましたね。
――お試し登板の先発投手がそのまま完投したようなものです(笑)。そこから鳥越先生主催のトークイベント「セイバー語リクスナイト」が開催されることになり、僕も毎回出演させていただくことに。鳥越 もう10回くらいやってますね。最近ではオンライン配信も併用したりして。


「いま、本当にすごい選手」を過去3年間のデータで解析

――早速ですが、本書はどんな書籍なんですか?
鳥越 「過去3年間(17~19年)の最新データを基にランキングを作成し、様々な部門賞を決めていこう」というのがテーマになります。
――なぜ3年間のデータに絞ったんですか?
鳥越 過去の実績やネームバリューにとらわれず“いま、本当にすごい選手”を見極めるには1年じゃ少ない。2年じゃ物足りない。3年ぐらいがちょうどいいだろう観点からです。
――なるほど。
鳥越 また、この3年間で野球の戦略が劇的に変わったのも大きいです。19年は巨人が2番打者に坂本勇人を置いて優勝しましたし、他のチームも2番に犠打をするようなバッターをほとんど置いていません。
――いわゆる“強打の2番”ですね。かつて日本ハム時代の小笠原道大が2番に入って話題になりましたが、いまではポピュラーな戦略になりました。
鳥越 “打てる捕手”も増えてきました。會澤翼(広島)や甲斐拓也(ソフトバンク)は2桁ホームランを記録しましたし、西武の森友哉はパ・リーグで野村克也さん以来となる首位打者を獲得しました。
――「捕手は守備力重視」という傾向にあったのが、最近じゃ打力優先で起用されるケースが増えましたね。
鳥越 目まぐるしく変化する野球界でこの3年間にフィーチャーするというのは、すごく意義のあることなんです。
――そんな最新プロ野球の本質に迫った本書を、最後までお楽しみください!

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「奪空振り力が高い投手は?」
「バットコントロールに優れた打者は?」
「先発投手の勝ち運・負け運を数値化すると…!?」
「これがホントの守備のベストナイン!」

などなど、野球ファンなら誰もが気になるテーマをセイバーメトリクスも駆使してランキング化。鳥越先生とカネシゲによる対談形式で楽しく掘り下げます。

さらにミニコラムも充実。「LQSってなんだ?」「フォーク打ちの名人は?」「小松式ドネーションをセイバー視点から斬る!」などなど、濃いめの野球ファンのニーズにもハイクオリティスタートでしっかり応える見目麗しき一冊に仕上がりました。

個人的にはその昔いちばんお世話になっていた辰巳出版さんで、昔の仲間と一緒に作ったというのも実に感慨深いです。あと今回の書籍用に描き下ろした約90人分の選手似顔絵もぜひご覧いただきたい。「各ランキングの上位5人だけ似顔絵を掲載しよう」って話で「はいはい、どうせ菅野や柳田が何度も登場するから実質40人分ぐらいだろう」と思っていたら、まさかの90人。おかげで外出自粛も捗りました。






こちら8月12日発売です。野球観戦のお供にぜひどうぞ!

なお8月27日には『野球大喜利 ザ・パッション~こんなプロ野球はイヤだ8~』も発売されます。内容等の詳細は後日このブログでお知らせいたします。



「産んダメ」も好評発売中です!

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