WACOM Cintiq 21UX DTZ-2100C/G0
WACOM Cintiq 21UX DTZ-2100C/G0

上は今使っているワコム社の液晶ペンタブレット「Cintiq 21UX」というものです。めちゃでっかい液晶タブレットです。


結論から言えば「買ってめちゃめちゃよかった」

購入には勇気がいるお値段でしたが、一年前からこれを漫画の仕事に導入することで作業効率が大げさでなく2倍増になりました。

液晶ペンタブレットはパソコンで絵を描く人間にとって「一度使うと後戻りできない」という魔性の道具。
紙同様に、テーブルの上でぐるんと画面を回せるのがいい。
通常のタブレットでは描きにくいラインも、画面を回して傾けることでストレスなく描くことが可能です。
結局僕にとって、これがないとどうして良いのかわからないぐらいの道具となってしまいました。
ていうか、これとパソコンとフォトショップさえあれば、自分は漫画を描けます。

ちなみに僕の漫画ができるまでの流れをご紹介すると。

・テキストでネームのセリフだけを書き出す
・それをもとに、フォトショップで原稿用紙と同じ大きさのファイルを作り、液晶タブレットでネームを描いていく
・出来上がったネームを下地にペン入れ作業
・トーンなどの仕上げ作業
・原稿が完成

一連の流れの中で「紙」が出てくるのはネームをプリントアウトしてFAXで送るときと、仕上がった原稿をチェックするためにプリントするときのみ。
よって、ウチの作業場では消しゴムもインクも一切使わない状態にあります。スキャナすらほとんど使いません。
おかげで人一倍原稿の仕上がりは早い。
もちろん僕の絵が単純なせいでもあるんですけど。



で、そんな僕がいろいろ考えた末に思い切って購入したのがこの商品。
WACOM Cintiq12WX DTZ-1200W/G0
WACOM Cintiq12WX DTZ-1200W/G0

10月の末にこの小さな液晶ペンタブレットが新発売になるというニュースを聞いたとき、「いよっしゃー!」と冗談抜きで声をあげました。

「これで家以外でも漫画が描ける!」

そう。
もはや液晶ペンタブレットがなければ漫画が描けない自分は、いままで長期の旅行はままならなかったわけです。巨大な「Cintiq 21UX」を持って外出するのは一苦労ですから。
しかしこれだけ小型なら、ノートパソコンとこいつを持って旅行に行くことができる!

今までも小型・薄型の液晶ペンタブレットはワコム社から発売されていて購入を検討したこともあるのですが、なにぶんタブレットそのものの性能が型落ちだったし、両サイドのスクロールスイッチ(?)も搭載されていなかったので敬遠していたわけです。

ところが新発売された「Cintiq12WX」なら…

ノートパソコンと組み合わせればデュアルディスプレイも簡単に構築できるから画面の小ささもなんとかカバーできるだろうし。
なにしろタブレット機能が最新のIntuos3に準拠してるから違和感なく作業できるはず。

万々歳です。

明日以降に届くようなので、いろいろ試してみようと思います。
楽しみだ。
(しかし、すっごいパソコンに詳しい人の日記みたい)